身すぎ世すぎ。

映画、演劇、HELLOが3本柱の雑感×考察

2007-04-25から1日間の記事一覧

 吉澤ひとみの「瞳」と「眸」

「瞳」と「眸」の訓読みは、一般にはともに「ひとみ」です。ところが、マゾヒストの恍惚を描いた谷崎潤一郎の隠れた傑作『饒太郎(じょうたろう)』を読んでいると、「眸」には「まなざし」とルビが打たれていました。谷崎は「瞳=ひとみ」と「眸=まなざし…