身すぎ世すぎ。

映画、演劇、HELLOが3本柱の雑感×考察

2009-09-01から1ヶ月間の記事一覧

サンクユーベリーベリー 9/21夜(池袋)

「はるなつーっ♪のツーッ♪が好きだからって、ツーッ♪で止めちゃったら歌じゃなくなる」と嗣永桃子演じる眞佳ちゃんが言うように、葉脈が波打ちながら青・青緑・緑・深緑の諧調をなすシンメのセットに繰り広げられる、この音楽劇の感想を言葉でつなぎ止めよう…

松本人志の『しんぼる』 感想(再考)

笑いの神様の仕業? 内部と外部を結ぶ回路のねじれ方。 『しんぼる』を観てから10日ほど経ちます。今日が初日ですね。あれから観た映画では、なんの曲だっかか、そう、いきなりタイトル・バックにディミトリ・ティオムキンの「遙かなるアラモ」が大音量で流…

松本人志の『しんぼる』−超越者への扉

来週9月12日に公開されるダウンタウンのまっちゃんこと、松本人志監督の新作映画『しんぼる』は、お笑いのネタではなく寿司ネタが効いています。正しくはマグロの握りなんですが、口のなかに頰ばると、なんというか笑いの鬱血したギャグが出口を求め、時を…

熊井友理奈のBBBスポットCM讃

女ヴァンパイア、キャットウーマン、狼少女――肉をかじって口元から血を滴らせた女は数知れないが、果肉をかじって口元から血を吹きだした女〔の子〕は熊井友理奈がはじめてだろう。檸檬(レモン)が本来もっている爽快と不快のアンバランスは、熊井ちゃんが…