身すぎ世すぎ。

映画、演劇、HELLOが3本柱の雑感×考察

2007-01-01から1年間の記事一覧

後藤真希TOUR2007 10・13夜(松戸)

シークレット・ライブや韓国でのライブを含めてちょうど200回目のソロ・ライブ記念ということで、円形のビジョンに「祝」の字が浮かび、ごっちんはご機嫌で「いろんなことをやってきたよねぇ」って語ってくれた。ブランコに乗ったり、自転車をこいだり、縄で…

後藤真希TOUR2007 9/16夜(座間)

ごっちんというと、4期の加入時に自分が隅っこに追いやられる不安を抱いたのだろうか、何度もやめようと思ったけど今はあの頃(14歳の誕生日をはさんだドトーの日々)に戻りたいって「ASAYAN」でつぶやいたことや、15歳の誕生日に、もう人生の半分を生きた…

バックトゥザ・白虎隊 10/5

一、壊れた家族に吉澤ひとみという「異物」を潜りこませるなら、彼女、無邪気なストレンヂャーは正論を駆使する世直し人を装って、その壊れ具合を涼しげに加速せしむる価値の撹拌者たるべし、悲しくもいっそ爽快なる「焼け野原」を現出させるケレンとして剣…

えくぼ 9/23昼 前田憂佳・古川小夏

この前の連休は、わたしにとってひさしぶりのハロプロ漬けとなった。24日がモー10イベントどっぷりで、その前夜が娘。コン、その日の午後には、『バックトゥザ・白虎隊』の演出家でもある宇治川まさなり作・演出の『えくぼ』を観た。エッグの前田憂佳と古…

℃-uteツアー2007秋 9/30夜(横浜)

背景は黒、床は白。4つ5つ大きな時計がグラフィックに配置されている。床の時計はダリ風にゆがんでみえる。オリオリオリオー! の掛け合いが聞こえてくる。キャブ・キャロウェイの「ミニー・ザ・ムーチャー」か。アール・デコ。シュールレアリスム。中原中…

娘。ツアー2007秋 9/23夜(大宮)

柱状の縦の線と階段の横の線、ゆるやかに弧を書くような斜めの線だけでできたシンプルな抽象空間。白味がかった照明に赤が混じり、中央のタイトルロゴのBOMBの字がカラフルに浮かび上がる。一見アメリカン・シックスティーズの世界だと感じる。緩慢なス…

モー。10 トークショー他 2日目

歌ドキッ!のいしよし『チェリー』、ボンバー級のラブラブでしたね。あの最終選考の現場以来――喉をつぶして歌どころかストレンジ&キュートな声すらアピールできなかった石川さん、いままで挫折知らずだったのにダンス・レッスンを途中でリタイアして隅っこ…

ハロプロ新人公演8月〈昼〉 真野恵里菜

ポッシボーの歌える二人組・秋山えりかと橋本愛菜を、いしよし役のツートップに迎えた今公演の「鳴り始めた恋のBELL」で、真野恵里菜が歌ったのは自分のパートだけだったか。わたしの観た昼の公演では、緊張していたのか高音が出ず、ステージ上に声の消失点…

ハロプロ新人公演8月〈昼〉 森咲樹

清水佐紀、中島早貴というちっちゃな先行者に続いて、エッグにもダブル「さき」ちゃんがいる。辛いもの、奇天烈なものが大好きなのが10歳の小川紗季。甘いもの、「おちゃめでブリブリなもの」に目がないのが3つ年上の森咲樹。モリサキちゃんは尊敬もし、憧…

ハロプロ新人公演8月〈昼〉 小川紗季

わたしは℃-uteの「めぐる恋の季節」の、メイン・ボーカル鈴木愛理を太陽の位置において他のメンバーが6つの惑星みたいに自転しながら公転する円運動ダンスが大好きだが、このライブでは「Go Girl」だったか「笑顔に涙」だったか、メンバー全員で2つの大き…

ハロプロ新人公演8月〈昼〉 前田憂佳

最近は日曜大工などしながら思わず℃-uteの歌をくちずさんでしまい、在宅中の甥っ子にからかわれちゃうらしいオトムギの主宰・塩田泰造さんの日記を読むと、春の公演に味をしめて今回も「声を涸らし」たかったと、ロビンや憂佳や花音が登場する新人公演のため…

ハロプロ新人公演8月〈昼〉 福田花音

仕事と暑気に羽交い締めされてるみたいな夏、なんとしてもと思っていた娘。10年記念隊コンもオトムギの『違いますシスターズ』も結局、行けなかった。遅く短い夏休みがとれて、駆けつけたのが横浜BLITZでのこれ。席に着くと、眼下の人海にはいましがた逃れて…

第一回ハロプロ新人公演 とりの刻 雑感

日生劇場の『何日君再来』吉澤ひとみ初日の回から渋谷へと流れたかったのだが、仕事が終わらず断念、渋公改めC.C.Lemonホールに直行する。「わっきゃない(Z)」のお人形タップや、タッパを生かした矢島ちゃんの発汗ダンスが脳裏に焼きついて離れない℃-ute単…

『不思議なトンネル』   作・吉澤ひとみ

辻ちゃん騒動から遠く離れて。 仕事の合間合間に、《Dohhh UP!》 が上げてくれたSSA昼の「I WISH」を観てしまう。観るたびに惚れぼれとする。表情、仕草、声の抑揚、挨拶から歌への移行、トータルなフォルムと運動感、ソウルの交感。一点の曇りもない。不用…

娘。コン吉澤ファイナル/断章

わたし吉澤ひとみは、明日からまた出発します。 亀ちゃんはちゃんと気づいているかどうか、吉澤ひとみが亀ちゃんのことをテキトーテキトーと言いつのるのは、しょーがねえなぁ、でもそこがよくもあるんだけどね、という「共感」が含まれているのを。吉澤は自…

娘。コン吉澤ファイナル in SSA

最後まで一緒に楽しまない? 笑って歌って終わろうぜぇ! 夜のみ。昼の情報はシャットアウト。最初のMCの決めポーズ談義で吉澤ひとみが「ミスムン」を口ずさんだので、セレモニー向けの曲によっすぃーは「I WISH」のほうを選んだのね、と確信する。セレモ…

ひーちゃんやねん

かおりんからよっすぃーへのはなむけ。 今週の吉澤ひとみゲストのラジオは一斉に卒業モードに入っていて、どれも聴きごたえがあった。リーダーを慕う後輩たちとの関係性がきわだつトーク群のなかで、ハロプロにやさしい『ON8』が同期・石川梨華のコメント・…

Hello!ヨッスィー番外編(07年 ※月号)

大好きなタローさんの絵をみにいったよぉ〜! 皆さんはこのGW、映画を見に行きましたか? スパイダーマン のコスチュームを着て街を歩くのが夢の吉澤は、レディースデーに 「スパイダーマン3」を見る予定を立てたんです。スパイダーマン が重さんみたく真…

『星影のワルツ』監督/若木信吾

吉澤ひとみ『8teen』の写真家が映画を撮った! さしもの百戦錬磨の吉澤フリークも、まさか『星影のワルツ』まではフォローしていまい。わたしはこれを観てもう数週間になるのだが、その魅力の一端だけでもなんとか書き残しておきたいと思う。充実を誇る吉澤…

4.28/よこすか事変

吉澤ひとみが急遽リーダーに抜擢された直後の、2年前の八王子コンにたまたま居合わせたときもそう思いましたが、モーニング娘。というのは危機に瀕すると、これでもか、これでもかという力を発揮するグループだなぁと改めて思い知らされました。わたしは横…

辻希美舞台降板、代役に吉澤ひとみの報

まだネットにも上がっていないから、デイリースポーツのスクープだろうか。徹夜仕事のモーローとした頭で新聞を開くと、芸能面に「辻ちゃん 体調不良で舞台降板」の見出しが。石川梨華とダブルキャストの『何日君再来』(日生劇場)を「体調不良のために降板…

 吉澤ひとみの「瞳」と「眸」

「瞳」と「眸」の訓読みは、一般にはともに「ひとみ」です。ところが、マゾヒストの恍惚を描いた谷崎潤一郎の隠れた傑作『饒太郎(じょうたろう)』を読んでいると、「眸」には「まなざし」とルビが打たれていました。谷崎は「瞳=ひとみ」と「眸=まなざし…

『外は白い春の雲』 補足

楽日もぶじに芝居がはねたようですね。よかったよかった。前回、舞台空間を空色と白色と書きましたが、オトムギのブログにあった幕前のスナップをみると、空色とクリーム色の組み合わせでした。なんとか思い出そうとするときに、クリーム系も頭に浮かんだけ…

『外は白い春の雲』前田憂佳

あの娘のいる窓のこちら側と向こう側。 花音とロビンは『34丁目の奇跡』で共演して以来の心の友。親友ではなく「心友」だと花音は言っていました。そのふたりが誘いあわせてエッグ仲間の前田憂佳が出演する大人の麦茶公演『外は白い春の雲』を観に行った、「…