身すぎ世すぎ。

映画、演劇、HELLOが3本柱の雑感×考察

バックトゥザ・白虎隊 10/5

一、壊れた家族に吉澤ひとみという「異物」を潜りこませるなら、彼女、無邪気なストレンヂャーは正論を駆使する世直し人を装って、その壊れ具合を涼しげに加速せしむる価値の撹拌者たるべし、悲しくもいっそ爽快なる「焼け野原」を現出させるケレンとして剣舞は火事場の活劇に組みこむべし、西洋舞踊のたしなみある福田花音をお相手にデュエットで舞うもよし、安直にいぢめやニートを持ち出してそれが現代社会の縮図だなぞと社会派風情の大風呂敷を広げてはなりませぬ。ならぬことはならぬものです。
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