身すぎ世すぎ。

映画、演劇、HELLOが3本柱の雑感×考察

宮本佳林らスマイレージ二次面接に参上!

  • 土曜朝まで突貫で〆切り仕事を片づけ、午後はどんよりとした眠気とともに、ニコニコ動画スマイレージ メンバー募集二次面接」の生放送をまったり観る。4人ごと個別に歌とダンスを披露するその6番目の組に、なんと新生エッグのエース格・宮本佳林(3002番)が登場。鞘師里保を発掘したモーニング娘。9期オーデの合宿まで残った茂木美奈実ちゃん(3001)を隣りにしたがえ、かりんちゃんのぱっと華やいだ歌とダンスはそれまでの素人衆もろともひと息になぎ倒すほどで、モニター越しのこちらの睡魔までを吹っ飛ばしてしまう。その後、工藤・田辺の小学生組を除くエッグ連が次々に姿を見せると、一般人とはひと味違う、さすが鍛えてるよねって画面に釘付けとなる。なかでも生彩を感じたのは、たけちゃんこと竹内朱莉(3005)、りなぷーこと勝田里奈(3003)、そしてもうひとりの9期合宿落選組の大塚愛菜ちゃん(3004)。歌とダンスはすこーし落ちるけど、透明度とたっぱのある淡雪少女・長澤和奏(3008)も、うーむ、捨てがたいな。
  • 一般応募組も意外とレベルが高い。「チア」の750番、「リボン」の801番、「ウグイス」の857番ほか、ハッとさせる子は何人かいて、歌とダンスに格別の耳目を惹いたのが「薄紫」の13番。面接官からの問いかけからしゅごキャラの名が出てぴんときた。怒られ通しで稽古場に足が向かないという試練をくぐり、あの前田憂佳がヒロインに心血を注ぎ入れた博品館ミュージカル『しゅごキャラ!』のアンサンブルとして、ひときわ目立っていたマキ役の青木梨乃ではないか! 端役なのになぜ彼女を覚えているかというと、すーっと客席に飛びこんでくる通りのいい声の持ち主だったこと。それから、魔性のバツ玉ダンス。パフォーマーとしての天稟を感じました。そういえば、演出家の金房実加さんも、「周りを明るくする“陽”の空気がある人。そして品がある。オーディションのときから品に関してはぶっちぎりでした」と絶賛していた。
  • ……というのはわたしのとんだ勘違いで、13番はややを演じて準主役級の印象度をのこした田村芽実ちゃんらしい。あのおしゃまな童女の感じから、たった2年足らずで、どこか他を寄せつけない、芸事に求道的な孤独感を形のいい額のあたりにうっすら浮かべた涼しげな女の子に変身を遂げちゃうのね。記事ごと削除しようかとも思ったけど、マヌケな早とちり例として残しておく。この際、ちょっと気が早いけれど、宮本佳林嬢と田村芽実嬢はぜひともスマイレージにお招きしたい。そして、福田花音和田彩花小川紗季と切磋琢磨し、前田憂佳とエースの座を競ってほしい。さらには、今夏をいろどる『SUPER8』の超ヒロイン役エル・ファニング(憂いをふくんだゾンビメーク少女!)や、『モールス』の怪ヒロイン役クロエ・モレッツ(哀切のヴァンパイア少女!)といった世界の天才少女とも張りあうくらい、ビッグになってほしいです。
  • 金房実加さんのいまは失われたブログ(わたしはこの方の、歯にキヌ着せぬ勇み肌のなかに、作品や役者への愛情がにじむ舞台裏レポが大好きでした)による田村芽実評を。
   子ども特有のハイトーンボイスが母性をくすぐる小悪魔タイプです
   ね。……大人をメロメロにする可愛さが武器ですが、意外に確信犯
   とみた(笑)。オーディションのときといちばん印象が変わりました。
     (やるときゃやる甘えん坊の)ややにはぴったりっすね。適役。

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